バイクには車庫証明はいりません
バイクが自動車と大きく異なる点は、所有するときに「車庫証明」を出す必要がないということです。
自動車を新しく購入する場合には、最寄りの運輸局に届け出をするときに一緒に車庫証明をとらないといけないことになっています。
ですがバイクの場合には大型自動二輪として分類される大きなものであってもそうした車庫証明手続きは必要なく、どこでも自由に駐車をしてもよいことになっています。
「どこでも」とは言っても道路交通法に違反するようなところに駐車をしていると違反切符を切られてしまいますので注意は必要ですが、基本的には公道ではないところならばどこでも法的に問題はありません。
ちなみにバイクの駐車違反の取り締まりはここ最近大変厳しく調べられる傾向にあります。
これはそれまで警察が行っていた駐車違反取締り業務が民間に委託されるようになったことにより、以前よりも細かく巡回がされるようになったからです。
運が悪いとほんの数分駐車違反区域に駐車をしただけで駐禁として反則金の納付や違反点数の減点を受けることにもなってしまいますので、駐車禁止については重々注意をしていってください。
バイクの保管は屋根がある車庫が基本
バイクは基本的には水に濡れても走行が可能にはできていますが、だからといって濡れっぱなしにしてもOKかというと決してそうではありません。
洗車時にも同じことが言えますが、濡れたまま長時間放置をしたバイクは金属部分にサビや腐食が起きやすくなり、ボディ部分の塗装が水滴に集まる日光によってダメージを受けてしまうのです。
なのでバイクは乗車時以外はできるだけ屋根のある場所で湿気から防ぐようにして保管をするのが鉄則です。
一番理想的なのはきちんと屋根と外壁があり出入り口に鍵がかかる専用のガレージですが、マンションや賃貸に住んでいるという方の場合には自分で用意するのは難しいでしょう。
そうした時にはできるだけ風雨から防ぐことができる場所を選び、シートをしっかりとかけて保管をするようにしましょう。
バイク用シートは風雨からバイクを守るだけでなく、バイクの車種を外部から簡単に確認できなくすることで盗難がされづらくなるというメリットがあります。
水濡れをしたバイクは劣化が早くなるので査定時にかなり安く下げられてしまいますのでまめにシートをかけることを忘れないようにしましょう。
防犯対策もしっかりと行う
シートをかけるのと同時にしっかりとやっておきたいのが防犯対策です。
バイクの盗難被害は関西方面を中心に今も多発していますので、常に防犯対策をとっていくことを忘れないようにしてください。
対策としてはイモビライザーのようなセンサー式グッズをつける他、チェーンロックやアースロックなど簡単には切られないような頑丈なキーを複数つけるようにするのが効果的です。