メーターバイザーの特徴
カウルは防風のために装着するもので、体に受ける向かい風を減らし、走りにくさや疲れを軽減する役割を果たします。
大きさやサイズによって呼ばれ方が異なっています。
メーターバイザーというのは、文字通りメーターの前方に取り付けるものです。
たいていは小型のカウルとなっていて、メインの目的はメーターに当たる日光を防ぎ見やすくするためです。
しかし、前方からの風の流れを変えることができ、真っ正面から来るのではなく上方に巻き上げるようにさせます。
そのため、肩から頭にかけて受ける風を和らげる効果が生まれます。
特に高速走行時には、こうしたちょっとした変化で疲労感が大きく変りますのでメリットがあります。
メーターバイザーは小さなカウルですので、デザインにも走行感にも大きな影響を与えませんので、効率が良いパーツと言えます。
幅広いスタイルのバイクに対応できますので、まずはメーターバイザーを試してみるのも一つの手です。
スクリーンの特徴
スクリーンというのは、ヘッドライトの上側に大きく取り付けるカウルのことです。
透明の材質で前方の視界を遮ることがないようにします。
取り付ける位置やバイクのスタイルによっても変わりますが、たいていは直立に近い形で装着します。
フロント周りの防風としては最も大きいため、それだけ効果も高いです。
ライダーにとっては上半身に受ける向かい風をかなり抑えられているのを感じられ、疲れ具合も不快感も大幅になくせるはずです。
また、雨が降っている時には真っ正面から受ける水滴を防止できますので、服の中に侵入してしまうのを防止できるのもうれしいところです。
スクリーンはサイズが大きいですし、目立つところに直立で取り付けられるので見た目上の雰囲気が大きく変わります。
風の抵抗が強くなるので、バイクの走行感が変わってしまう恐れも出てきます。
一方でスクリーンの形とバイクスタイルがマッチすれば、レトロな雰囲気が出ておしゃれなカスタマイズとすることができるといったメリットもあります。
ビキニカウルの特徴
ヘッドライトのすぐ上に取り付けるタイプは、ビキニカウルと呼ばれます。
バイクの形状によって、取り付けられるものとそうでないものがあります。
取り付け可能なモデルについては、カスタム用品としていろいろなデザインのビキニカウルが販売されているケースが多いです。
フロントにおける防風対策としては、サイズが小さい割に効果が高いのが特徴です。
前方からの風を整流して、体に受ける風を和らげてくれるからです。
特にネイキッドスタイルや前傾姿勢がきつくなるスポーツタイプでは、ビキニカウルを着けることでヘルメットまでの風を軽減できる可能性があります。