クルーズコントロールだと両距離も楽

クルーズコントロールの特徴

クルーズコントロールとは、設定するとそのスピードを保って走行してくれる自動制御機能です。
機能をオンにすればアクセルスロットルの操作をしなくて良いですし、ギアチェンジも自動でしてくれるのでシフトレバーやペダルの操作も不要となります。

自動車にはクルーズコントロールが付いているケースが増えていますが、バイクではまだ少ない状態です。
それでも、最近のモデルにはクルーズコントロールが標準装備されているケースも見られるようになり、これからさらに普及が進んでいくと思われます。
特にツアラーやクルーザー系の大排気量モデルには増えていて、長距離ツーリングをするバイクを対象として装備強化がなされています。
また、大型のスポーツスタイルも高速走行の頻度が高いということで、クルーズコントロールの普及が進んでいます。

クルーズコントロールのメリット

クルーズコントロールのメリットは、やはり操作が楽になるということが大きいでしょう。
市街地では速度の増減が大きいのでそれほど使いませんが、高速道路など一定の速度で巡航するシーンでスロットル操作が不要となるのはとても楽です。
スロットルを開けっ放しにするのには握力が必要ですし、手首をずっと同じ角度に保ったままにすると痛くなってくることがあります。
クルーズコントロールがあれば長距離の走行でも疲れが軽減されて、より長く快適に走行を続けられます。

また最近のクルーズコントロールでは、単に速度を一定に保つだけでなく、ACCと呼ばれる機能も付いています。
これはアダプティブ・クルーズ、コントロールという機能で、前の車をセンサー検知して一定の車間距離を保ち、速度も調整してくれるというものです。
前走者が遅くなればそれに合わせて自分のバイクも速度を落としてくれるので、より操作が楽になります。
この機能を使うことで軽い渋滞時の面倒な操作もしなくて良くなり、疲労感が大幅に軽減されます。

クルーズコントロールをする方法

クルーズコントロールを使うのはとても簡単です。
コントロールをオンにするボタンがありますので、そこを押して機能をオンにし、その上でキープした速度を設定します。
現在の速度をそのまま設定することもできますし、任意の速度にすることもできます。
設定が完了したら後は自動でコントロールしてくれますので、ブレーキから手を離すことなく安全に注意していれば十分です。

機能をオンにして走行している間も速度調整が可能で、速度設定の「+」と「-」を押すことで速度を上げ下げできます。
スピードを出過ぎていると感じる時や道路上の車が少なくなってもっとスピードを出せると思った時など、この設定ボタンを操作して変えることでスロットルをほとんど回さなくても安定した走行を続けられます。