交換したタイヤの保管方法

バイクのタイヤは大切に保管しよう

バイクにはさまざまなパーツがありますが、その中でも特に重要なのが「タイヤ」です。
タイヤは走行しているときに直接地面に触れるため、その性能や状態には気を使う必要があります。
熟練のライダーになるほどタイヤにはこだわっていて、その保管方法にも注意をしています。

タイヤは冬になると、スタッドレスタイヤに履き替えることも多いと思います。
このときノーマルタイヤは自宅に保管することになりますが、タイヤは経年によって劣化していき、性能が少しずつ落ちていきます。
保管の仕方で劣化の度合いに差が生まれ、次のシーズンに使おうと思ったときの状態に良し悪しが出てきます。

ずばり、バイクタイヤの保管方法にはコツがあります。
ここでは、その保管方法を解説しましょう。

一番大切なのは、タイヤを洗って保管すること

バイクタイヤの保管で一番大切なのは、「洗浄」です。
スタッドレスタイヤなどに交換してノーマルタイヤを保管しておくとき、そのままガレージなどに置いていないでしょうか。
これから使わなくなるタイヤを洗うのは、確かに手間がかかります。
人によっては「そんな面倒なこと、やってられない」と思うかもしれません。

ただ、これをするかどうかで、翌年のタイヤの状態が大きく変わります。
劣化具合によってはやむを得ずタイヤを買い換える必要が出てくることもあるので、きちんと良い状態を保っておくことで無駄な出費を抑えることにも繋がります。

これは自分の中でも経験があり、前にタイヤを適当に保管しておいたら思った以上に劣化して、結局次の年は使えなかったということがありました。
こうした失敗をしないためにも、しっかりとタイヤを洗ってから保管しましょう。

タイヤの洗い方は、洗浄用の洗剤を用意することから始めましょう。
洗剤によって使い方が違いますが、基本的には水で薄めるなどして適切な濃さにします。
それをブラシやスポンジでこすり、汚れを落としましょう。

このときにしっかり洗っておくことで、タイヤ表面を綺麗に保つことができます。
経年劣化を防ぐことができるため、ていねいに行うのを推奨します。

空気圧を落としておくことも大切

タイヤを保管するときに気をつけたいこととしてもうひとつ、「空気圧を落としておく」ことも大切です。
人によっては上げておくほうが良いのではと思うかもしれませんが、実は使用しないバイクの空気圧は落としておく方がいいんです。

空気圧を落とすのは、バイクショップやガソリンスタンドなどで対応してもらえるため、近所のショップなどに問い合わせてみてください。
バイクにとって、タイヤは命のようなパーツです。
保管方法までこだわって、いつも良い状態のバイクでライディングを楽しみましょう。