東京モーターサイクルショーの時期ですね

東京モーターサイクルショーとは

東京モーターサイクルショーは、日本最大規模で開催されるオートバイのフェスです。
展示されるのはオートバイだけでなくバイク用品やパーツなど関連製品も含まれているので、まさにバイク業界全体の見本市として機能をしています。

会場は東京国際展示場で、西1・2ホールとアトリウム、屋外展示場までがあり、出展は日本の4大バイクメーカーだけでなく日本で人気の高いハーレー・ダビッドソンやイタリアのドゥカティ、モトグッツィ、アプリリアなど複数の企業です。
パーツやアクセサリでは、ヘルメットメーカーでおなじみのアライヘルメットやSHOEIや、タイヤメーカーのブリヂストンやダンロップもブースがあります。

モーターショーは東京だけでなく大阪モーターショーも開催されていますが、規模としてはやはり東京でのものが最大級と言ってよいでしょう。

主催による開催概要を見てみると、現在国内のバイク市場は年々下落傾向にあり、各メーカーが非常に厳しい状況におかれていることから、市場の活性化をするとともに今後の自動二輪をとりまく課題を提示するということを目的にしています。

実際のところ、バイクは今や日常の移動手段としてよりもむしろ趣味として使われることが多く、それでいて「危険」「怖い」といったネガティブなイメージがついてまわります。
ですがバイクは実際に見てみるだけでもかなり魅力を感じることができ、そこから新たに免許をとったり自分のバイクを買ってみたいと思う人を増やすきっかけになるでしょう。

東京モーターサイクルショーは全くバイクを知らない人でも楽しめる企画が盛りだくさんあり、それでいて長年のバイクマニアも参加するたびに新鮮な発見があるとてもおすすめのイベントです。
なお開催は毎年3月の下旬に行われており、2018年度は3月23日(金)~25日(日)までの3日をかけて行われました。

東京モーターサイクルショーで印象に残ったもの

個人的に東京モーターサイクルショーに参加をしてみて、いいなと思った企画が「はじめようバイク」というテーマの展示物です。

これは会場内だけで展開するのではなく、まずインスタグラムで「#はじめようバイク」という名称でバイクを使った楽しそうな写真を募集して、優秀作品は公式サイトなどで掲載されるという企画でした。
例えば仲間と一緒にバイクに乗っている写真や、キャンプツーリングをしている様子、またこだわりのバイクファッションといったものです。

バイクのよいところは車体そのもののかっこよさに加えて、それを使ってどこに行きたいかということを考えるところにあります。
そうした魅力を幅広く募集をすることで、これからバイクに興味を持ってくれる人の裾野を広げることができるのではないかと思います。