チェーンのメンテナンスもお忘れなく!

走行前にまず見ておきたいポイント

自転車やオートバイでは、エンジンの動力をタイヤの回転としてえ伝えるためにチェーンを使用しています。

チェーンは複数の歯車が重なっているギアの上に噛ませられるようになっていますが、これが正しい位置からずれてしまったりすると正しく走行操作をすることができなくなります。

走行中の安全にも大きく関係する部分なので、出かける前には必ずチェックをして異常がないかということを見ておいてもらいたいです。

チェーンは通常停止時にはエンジンから後輪に設置をされており、数センチ程度垂れ下がったようになっているのが普通です。

このチェーンの遊びは車種によって適切な長さが異なっており、一般的にオンロード用のバイクで20~30mmくらい、オフロード車なら30~40mmくらいが適切と言われています。

もし遊びが大きくなりすぎると段差のある道を走行したときに他の部品に接触して回転が悪くなったり、走行性能に影響が出てきてしまいます。

チェーンのメンテナンスはレンチで

チェーンの状態を確認してもし遊びが大きすぎると思ったらレンチを使って簡単に直すことができます。

チェーンをの締まり具合を調節するのは「アスクルナット」と呼ばれる部分で、これを24mmのメガネレンチで緩めることで遊びを少なくするボルトを締めることができるようになります。

アスクルナットを緩めたらその脇にあるアジャスタボルトを8mmのメガネレンチで締めると長さの調節ができます。

ただしあまりにも遊びが少なすぎると今度はチェーンが引っ張られすぎて切れることもあるので、長さの調節は本体に記載されている「合わせ位置」の基準を見て行うようにしてください。