去年行われた東京モーターフェスについて

東京モーターフェスの概要

東京モーターフェスは、日本自動車工業会が主催していて年に一回行われる、国内でもトップクラスの自動車・バイクの祭典です。
開催趣旨はクルマやバイクのファンを拡大し、次世代のユーザーを獲得するということで、2018年の開催で3度目となっています。

自動車・バイクのフェスといえば「東京モーターショー」がありますが、「東京モーターフェス」はまた違った側面からのアプローチで企画があることから、毎年モーターショーに足を運んでいる人でも十分に楽しめます。
2018年度の開催は9月20日~10月6日までの8日間をかけて行われました。

2018年のテーマは「胸に、ぎゅんとくる。」ということであったこともあり、平成最後のモーターフェスということで平成に人気となった車種をラインナップしていました。

自動車やバイクというと、既に免許を取得したベテランライダーやドライバー向けのもののように思えますが、東京モーターフェスでは大人だけでなく子供でも楽しめる内容として企画を作っています。
特に2018年のフェスは平成時代を彩った自動車ということで、バブル期に大人気となった車輌や自動車にまつわるゲームなどが展示されていました。
また平成の自動車といえば外せないのが「痛車」で、オタクブームの流れで誕生した自動車についても詳しく紹介をされました。

開催されるようになってからまだ年数の浅い東京モーターフェスですが、開催規模は次第に大きくなってきています。
2016年の第一回開催時は参加メーカーは15社だったのですが2018年には27社にまで拡大しており、それにともない展示車両の数も増加してきたのです。
会場となったのは東京・臨海副都心で広い会場敷地の中、台場から有明までのセンタープロムナードではエコカーやハイパフォーマンススポーツカーが数多く展示されました。

東京モーターフェスの企画について

東京モーターフェスの会場としては、お台場第一特設会場、お台場台に特設会場、センタープロムナード、MEGA WEB、それにダイバーシティという複数の会場に分かれて開催されました。
展示物が自動車という非常に大きなものであることもあってそうした複数の会場が選ばれているのですが、参加をする側にとって移動距離の長いフェスとなります。

4つの会場ではそれぞれ独自の企画展示があり、そんな会場ごとの変化を楽しむのも東京モーターフェスです。
中でもやはり注目はお台場第一特設会場で、最新乗用車・商用車を公道で試乗体験することができたり、ビギナー向けの自動二輪体験などがありました。

2018年企画の目玉であった「バブル」では、バブル期の車両展示だけでなくボディコンのコスプレや当時の様子を写した写真展示など、自動車というジャンルに限定されない時代を感じさせる楽しいものになっていました。