【マナー向上!】排気ガス基準、年々厳しくなってます

バイクに乗っていると、排気ガスが出る

バイクはガソリンで走るため、走っていると「排気ガス」が出ます。
排気ガスは「環境に大きなダメージを与える」として、日本だけでなく世界各国で規制の強化が進められています。
車やバイク、トラックなどによって、「どれだけの排気ガスが出るか」は異なります。
車やバイクなどが出す排気ガスの量は基準が設けられており、この基準を超えてしまう車やバイクは、製造・販売が認められません。
これを「排気ガス基準」といいます。

近年は「環境への負荷に対する予防・対策」が急速に進められており、車やバイクの排気ガス基準は年々厳しいものになっています。
ライダーによっては、往年のバイクを今でも乗っているかもしれません。
古いバイクには、新しいバイクとは違った味わい深さがあります。
しかし「古いバイクほど排気ガスの量は多く、環境へ与えるダメージは大きい」と考えてください。

現在、「排気ガス基準を上回る古いバイクに乗っているから」という理由で、罰則を受けてしまうことはありません。
ただ、バイクでツーリングへ出かけるときには、美しい山々や海へ向かうこともあるはずです。
古いバイクでこうした風景を楽しんでいるときには、「自分が排気ガスを出して環境破壊をしている可能性がある」ということを覚えておいてください。

2016年から、新たな規制が始まる

排気ガス基準は時期によって改正が行われており、2016年にも新しい規制が加わりました。
2016年に変更された点は大きく2つで、「OBDシステム」というシステムの装備が必須になったことと、「燃料蒸発ガス規制」という規制が新たに加えられたことです。

OBDシステムとは、「車載式故障診断装置」と呼ばれるものです。また、燃料蒸発ガス規制は、「給油のときに蒸発するガソリンなどに対する規制」です。

これらの規制が加わったことにより、よりバイクに求められる排ガス基準は厳しくなりました。
現在生産されているバイクはOBDシステムが導入されており、できるだけ給油の際にガソリンが気化しにくい機構となっています。

これからバイクを購入するときには、こうした「環境に配慮された機能がついているか」を確認して検討するのも良いでしょう。
こうした環境に優しい機能はバイクの新たなメリットになるため、大々的にアピールされていることが多いです。

排ガス基準について、理解しておこう

このように普段楽しんでいるバイクは、排気ガスで環境を汚染してしまっている面があります。
排ガス基準について理解しておくことで、よりエコにバイクを楽しめるようになります。
人によっては少し難しいと感じるかもしれませんが、きちんと理解しておくことをおすすめします。