オーナーイチオシのバイク:ハイパーモタード939

オーナーが一押しするバイク、ドゥカティ ハイパーモタード939

2007年にデビューを果たしたハイパーモタードは、初代ムルティストラーダの基本設計を転用という形で誕生したものです。
2003年、発売が始まったムルティエストラーダは当初、ドゥカティらしさがないとも言われた、アップライトな姿勢、さらにストロークが長い前後サスペンションは、ツーリング性能を存分に活かしたモデルで、ハイパーモタードはスポーツ性を重視しているバイクです。

思想と構造について2009年までは共通点があったものの、ロングランで快適性をより強く重視するムルティストラーダ、さらに軽さと親しみやすいという事を目的としたハイパーモタードは2013年より、それぞれが特徴的なイメージをより最適化していくという専用設計のエンジンとシャーシを採用しています。

2013年フルモデルチェンジを行ったハイパーモタードは、排気量を821㏄に一本化して、同年、足回りの高品質を計り、ツーリングに特化した機能を持つストラーダなど、ラインナップがより細分化しました。

ハイパーモタード939の特徴とは

2016年、ハイパーモタードの特徴はピストン経が拡大し、エンジンの排気量が増大しました。単なるパワーアップ目的ではなくヨーロッパ施行のユーロ4をクリ化して、従来型と同じ資質を維持し、最高出力は従来型同党の108hpがあります。
最大トルクなどは向上しています。

ABS、DTCの介入度やエンジン特性が任意によって変更できるという事など、ハイパーモタードは電子制御の基本が従来モデルを引き継ぐ形になっています。
車体はシリーズ全車、ホイールベースが少し短めという特徴があり装備重量も重くなっています。
SPについては、フロントのブランドがザックスからオーリンズに変更されるなど特徴的な部分があります。

車体はシリーズ全車、ホイルがやや短めで装備重量が重いという設計です。
足回りなどの基本構成については従来型のままです。
SPはフロントのブランドがサックスからオーリンズへと変更されています。

オイルクーラーなどが新しく設置されているところなどを見ても、2016年型のハイパーモタードは、従来型をうまく進化させているといえます。

走りはどうなのか

非常に軽快な走り、というのが多くの方の印象です。
ハンドリングが軽い、コーナー侵入時、感覚がぐっとシャープになる、動きがよく、足つき性を重視しているローシートがとても体にマッチするという感覚で、みなさんが見た目の印象よりもかなり軽いという印象を持たれていますが、私もそう感じます。

日本ではまだ市場の広がりが少ないといえるこのハイパーモタードは、この先、ファン、支持層が多くなっていくのではないかと考えられるくらい、乗り心地のいいバイクといえます。