今後はリフトアップが難しくなるかも

車のリフトアップについて考える

私が経営しているのはバイクの修理店ですが、車に関する話題も好きです。
そのため今回は、車の車高の調整についての話をしたいと思います。
なぜこんな話を書こうと思ったのかというと、単純に気になったからです。

私はバイクも好きですが、もちろん車も興味があります。
ラーメンを何日も続けて食べていると他のものが食べたくなるように、たまにはバイク以外の話もしたくなるのです。

車高をカスタムして高くすることをリフトアップと呼びますが、今後はこれが難しくなる可能性があります。
いきなりマニアックな話題と思う人もいるかもしれませんが、私はバイクの修理をしているため、こうした話題が気になるんです。
むしろカスタムが好きな人にとっては、理解してもらえるのではないかと思います。

リフトアップによって、自動ブレーキが誤作動する可能性がある

リフトアップがなぜこれからできない可能性があるかというと、自動ブレーキが大きな原因となっています。
最近は自動車の性能が上がっていて、特に自動運転が注目されています。
自動運転とはその名の通り、ドライバーがハンドルを操作しなくても、車が自動で周りの状況を認識して運転してくれることを指します。

自動運転が実現する仕組みは、周りの道路状況を感知するセンサーが車に搭載されていて、これが車や道路、障害物などを検知することで安全な運転ができるようになっています。
ただ、カスタムによって車高を変えてしまうと、センサーが正しい認識をできなくなってしまいます。
その結果、自動運転の機能が「危険な運転」と判断しやすくなってしまい、自動ブレーキが誤作動する可能性があるのです。

どうしても車高を変えたい場合、どうすれば良いのか

自動運転が普及している今、リフトアップはあまりおすすめできないカスタムと言えます。
ただ、人によっては「どうしても車高を変えたい。何とかならないのか」と思うこともあると思います。

一応、車種によっては、車高を変えても誤作動が起きないケースもあります。
ただしメーカーではリフトアップによってどんなことが起きるかは分からず、「トラブルになっても自己責任」ということになっています。
カスタムは確かに自己責任の面があるため、これを承知の上なら、作業しても良いかもしれません。

ただ、あまり無理なカスタムは本来なら車をさらに楽しむためなのに、逆に事故につながる原因となる可能性があります。
メーカーの見解と同じく、私もあまりおすすめはしません。
ほかのパーツを交換することでもカスタムは楽しめるため、安全な方法で楽しんでほしいと思います。

これがバイクの修理屋としての意見です。
あまり参考にならないかもしれませんが、良かったらひとつの意見として考えてみてください。