無免許運転が相次ぐモペット

モペットとは

最近、モペットという乗り物で無免許運転が相次ぎ、警視庁では消費者の注意を呼びかけています。
モペットというのはペダル付きの小型バイクのようなもので、「motor(モーター) + pedal(ペダル)」を合わせた「moped」がもともとの言葉です。
モペットというのはモペッドの商品名で、一般に広く知られている名前です。

ペダルを漕げば自転車として、ペダルを漕がずにモーターだけで動かせばバイクとして走行できるのがモペットで、警視庁では「ペダル付きの原動機付自転車」と定義しています。
以前はガソリンエンジンで動くモーターを搭載したモペットが主流でしたが、現在では電動タイプが多くなっています。
電動といっても電動アシスト自転車とは異なっており、原付に分類されていますので、原付免許を持っていないと乗ることができません。

モペットが違反になる理由

通販サイトなので手軽に買えるモペットは、道路運送車両法を遵守したライト類などが完全装備されていないこともあり、公道で走れないモデルもたくさんあります。
購入する際には、必ずインターネットの商品紹介ページを確認しましょう。
「必ず私有地や公園で利用してください」「公道での使用は認められていません」などといった注意書きがあるはずです。

乗るためには原付免許を持っていなければならないにも関わらず、原付のように公道を走ることができないのがモペットの特徴というわけです。
ペダルを使って自転車として使用する場合には、自転車としてナンバープレートを取り付けた上で、ヘルメットをかぶって車道を走行しなければなりません。
もちろん、自賠責保険にも入っておく必要があります。
おもちゃに近い感覚の乗り物とはいえ、公道を走行する際にはそれなりの社会的責任が発生することを忘れてはいけません。

おすすめのモペット

モペットの中でも特に人気が高いのは、フキ・プランニングの「FK310 LAⅢSport Sp」です。
フキ・プランニングは世界で初めてポケットバイクを製作したメーカーで、一見すると普通の自転車に見えながら、実はモーターが装備されているモペットを制作販売しています。
FK310 LAⅢSport Spには小さな排気量でパワーを出すことのできる空冷2ストロークエンジンが搭載されており、最高速度は20kmです。

2021年11月にはマットブラック +ロイアルブルーのコンビが美しい「FK310蒼い流星」もリリースされ、評判を呼んでいます。
FK310蒼い流星はタイヤ26インチとタイヤ20インチの2タイプがあり、価格はそれぞれ176,000円と148,500円となっています。
コンパクトサイズの「FK310bb20」も人気です。